パーキンソン病 ※途中
こんにちわ。リハビリの仕事をしていてよく関わる疾患の一つとしてパーキンソン病があります。今回はリハビリ目線ではなく、医療関係以外の方へ向けて書いていきます。
1.はじめに
脳(中脳)にある黒質が変性すること、神経伝達物質(ドーパミン)の減少によって様々な症状が出てます。結果、日常生活に影響を及ぼします。
長期的にみて進行していってしまうことが特徴です。現在完治は難しいですが、服薬、リハビリにて症状を遅らせることができます。また多く研究されているため今後完治する治療法も見つかるかもしれません。
難しい病気ですが一緒に住んでいる方の手助けが必須な病気なので少しずつ病気について理解していきましょう。
2.とりあえずやってほしいこと
自分または家族がこの病気になってしまったら不安、悲しみなどを感じると思います。しかし、まずは「それって何?」「どうしたらいいの?」とわからないことだらけのはずです。以下に記載することを優先順位順に挙げます。
①病院(神経内科)に相談する。
この病気は薬の使用によって大幅に症状を抑えられることが多いです。場合によっては手術が適応のこともあるので、後に紹介する症状が出たらすぐに相談しましょう。
※この時にリハビリについても相談しましょう。
②リハビリをする。
転びやすい。体が固まりやすいことがあるので早急に運動、自宅内環境の相談をお勧めします。
③病気を知る。
先生に治療を任せっきりにしていると自宅で転倒→骨折の流れが少なくありません。安全に少しでも楽しく生活するために病気の特徴を勉強しましょう。
本で勉強するのも大事ですが、先生やリハビリの人に何回も聞きましょう。
④好きなことをする。
病気になり落ち込んでしまう。家族はどうしたらいいかわからない、周りの人に知られたくない。等、いろんな感情があると思います。
いきなり前向きになることは難しいかもしれません。あきらめてしまっていること、こんな自分になりたい等、リハビリの人に相談してください!みんな親身になって一緒に考えてくれるはずです!
3.よく見られる症状
①振戦
手足が震えることがみられます。本人ではコントロールが難しいです。症状が強くなるとご飯を食べること、服を着ること等に影響が出ます。
②無動
動作がゆっくりになることや運動頻度が少なくなります。小刻みに歩く、足が出なくなる、表情が変化しにくくなる、小声で早口になることがあります。
③姿勢反射障害
立っているとき、座っているときにバランスをとりにくくなります。歩いているときに誰かにぶつかってしまうとそのまま転倒してしまうことが多いです。歩くスピードを調節できずにだんだん速くなり、転倒することもあります。
④固縮
体が硬くなりやすくなります。特に首、膝裏の筋肉がこわばりやすいです。
⑤自立神経障害
血圧が低くなる、肌が乾燥または油っぽくなる、トイレが近くなる、便秘となることがあります。
⑥精神症状
鬱っぽくなってしまう、物忘れがひどくなる、幻覚が見えることがあります。
以上6点挙げましたが、全てがみられるわけではありません。また日によっても大きく異なることが考えられます。
- 治療
- リハビリ
- 家の改造
- よく似た病期