sakana blog Written by Suzuki

リハビリ職の仕事内容と1日の流れについて、現役の作業療法士が解説します

作業療法 学生、新人向け

こんにちは、sakanaです。

今回の内容はこれからリハビリ職を目指す人、新人向けの内容になります。

リハビリの仕事をなんとなく理解したけど実際どんな内容の業務をしているのだろう。
1日の流れを知りたいという人向けになります。

僕は回復期のリハビリ病院と訪問リハビリの仕事をした経験がありますので、今回は病院での仕事内容と流れを紹介します。

リハビリ職の仕事内容と1日の流れについて

仕事の内容は大きく分けて6つあります。

・リハビリ提供
・他職種、ご家族へ情報共有
・書類作成
・会議への参加
・その他(家屋評価、自己研鑽、掃除など)

1日の流れ(一例です。日によって細かい流れは変化します)

  8:50~9:00朝礼 
  9:00~10:00 リハビリ
 10:00~11:00 リハビリ 
 11:00~12:00 リハビリ 
 12:00~13:00 昼休み 
 13:00~14:00 リハビリ 
 14:00~15:00 記録、書類作成 
 15:00~16:00 リハビリ 
 16:00~17:00 リハビリ 
 17:00~17:30 記録、掃除 
 17:30〜18:00 申し送り
 18:00     帰宅

大体1日に18〜20単位(1単位20分)のリハビリを提供することが多いです。
たまにカンファレンス、家屋評価などが入るのでその日はイレギュラーな予定になります。

では仕事の内容について簡単に解説します。

リハビリ提供

実際にリハビリを行います。
イメージがつきやすい内容は

・関節可動域訓練
・筋トレ
・神経促通運動
・日常生活動作訓練
・面接
・自主トレ指導など


上記の例を挙げましたが、患者さんのためになるリハビリであればどんな内容でもいいです。

僕の場合雑談したり、コンビニに買い物に行ったり、バスに乗ったり、将棋をやったりいろいろやってますね。

しかし考えなしに何でもやってもいいわけではありませんので注意が必要ですね。

過去の記事で僕の考えを紹介しています。

 

リハビリ提供する前の注意点としてリハビリの前に必ず患者さまの情報収集を行います。
疾患名や禁忌事項などの確認は必須です。

病気になって間もない人の場合、姿勢が変わっただけで急変する可能性があります。

その他には食事がとれているのか、しっかり眠れているのかなどですね。
このような情報もリハビリの負荷量や内容の調整の材料にします。

リハビリをいきなり提供するのではなく、準備が大事ですね。

 

他職種、ご家族への情報共有、収集

リハビリ中に気づいたことや自分が考えていることを他の人と共有しましょう。

一方的に伝えるのではなく、お互いが情報提供することが大切です。

内容としてはこんな感じです

リハビリ職が伝える内容

・リハビリの内容
・リハビリの目的 
・リハビリの成果
・介助方法の指導
・今後の方針について相談

看護職へ聞く内容

・リハビリする上でリスクはないか
・薬は変わっていないか
・患者さんは眠れているか
・お風呂の時間はいつか、変わっていないか
・今後の方針について相談 

ご家族へ聞く内容

・患者様、ご家族の不安は何か
・入院前の患者様の生活リズム
・ご家族の生活リズム
・自宅の構造<
・今後の方針についての相談

こんな感じの内容を情報共有することが多いです。
リハビリ後に毎回ではなくてもいいのですが、変化があった場合は必ずその患者さんに関わっている人に情報を伝えます。

例えば
「運動後に血圧がいつもより20くらい高かったです」
「入浴時の洗体は背中以外は自分で洗えそうです」
「自宅の寝室は2階なので階段の練習をします」
「自宅では料理をしていたようなので、念のため動作を確認します」
「車の乗り降り難しそうなので一緒に確認、練習します」

挙げればきりがありませんがこのような内容を各々へお話することがあります。

書類作成(カルテ、退院時サマリー、カンファレンス資料)

書類には下記のようなものがあります

・カルテ(リハビリ内容の記録)
・退院時サマリー(身体状況の説明)
・家屋評価報告書
・自主トレ表
・カンファレンス(担当者会議)資料

意外とリハビリ提供以外の書類業務が多いんです。

見る人が必要と思う内容を考えて、わかりやすく文章を書く必要があります。

書類は何を目的に、何を提供して、何ができるようになったか簡潔にわかりやすく書かなければなりません。初めはなかなか難しく、新人のうちは書類作成に多くの時間が必要になってしまうことが多いです。

病院によって書き方が決まっていたりするので、先輩の真似をしながら学んでいきましょう。

カンファレンス(会議)への参加

その患者さまに関わっている医療職、ご本人、ご家族が集まって近況報告や今後の方針について検討、確認します。入院から退院まで複数回のカンファレンスを行います。

入院して間もない患者様であれば状態の伝達のみにとどめることもありますが、中盤からは自宅に帰れるのか?施設に入所して方が良いのかといった選択を慎重にしなければならない場面があります。

個人の考えだけで意見を言ってしまうとトラブルになりかねないので、
特に重要なカンファレンスでは医療職は意見を統一しておくことが必要です。情報共有は大切ですね。

その他(家屋評価、自己研鑽、掃除など)

上記で上げた以外の業務も簡単に紹介します。

家屋評価

病院では患者さまの退院前にリハビリ職が一度自宅を訪問して環境や動作を確認します
今の状態で退院しても問題なく生活できるのかを確認し、必要に応じて改善の提案を行います。

自己研鑽(勉強会)

仕事内容に入れるか迷いましたが念のため入れておきました。

病院全体で行われる研修に関しては業務時間内に行われるのですが、リハビリ科が独自で行う勉強会や自己研鑽は業務時間外(サービス残業)で行うことが多いです
特に新人は居残りで実技練習をする風習がありますので、入職したての頃はサービス残業が病院によっては当たり前のことも…

掃除

リハビリ室の掃除をします。
大きい病院では清掃員を雇っていることが多いのですが、スタッフルームや台所など、細かいところは自分たちで掃除しないといけません。

この掃除も新人が率先してやるはめになることが多いです。

おわりに

いかがだったでしょうか?

今回は病院で働くリハビリ職の一日の流れを簡単に紹介しました。

もし、もっと聞きたいということがありましたら、
Twitterもやってますので気軽にコメントください。