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訪問リハビリをする前にそろえておくべき道具【おすすめ道具7選】

リハビリ 作業療法 学生、新人向け

こんな人におすすめの記事です。

「訪問リハビリの分野に就職が決まったけど、入職までに買っておいた方が良い道具はあるか?」
「訪問リハビリを始めてしばらく経ったけど、他の訪問セラピストはどんな道具をを使っているのか知りたい。」

僕自身は訪問リハビリを始めて現在6年目です(2022年6月現在)。
これまでに購入して長い間使用している道具を紹介します。

訪問リハビリをする前にそろえておくべき道具【おすすめ道具7選】

僕がおすすめかつ今でも使用しているものはこんな感じです。

  • 聴診器
  • レインブーツ
  • 履きやすいくつ
  • まくら
  • 車用のテーブル
  • 外付けキーボード
  • フィジカルアセスメントの本
  • ハンカチ

これらを紹介していきます。

聴診器

リットマンの聴診器を愛用しています。

病院や老健勤務であったセラピストは自分の聴診器は持っていない人がほとんどなのではないでしょうか?

実際僕はそうでした。

訪問リハビリでは聴診器を使用する場面が多いため、個人の聴診器を用意することをおすすめします。
こんな場面で使用します
・血圧測定
・肺音の聴取
・心臓音の聴取
・消化器音の聴取
・嚥下音の聴取
病院では他職種が行なっていた評価でも、訪問リハビリではリハビリ職も評価できることが望ましいです。

このなかでも血圧測定は必ず毎回行うので、毎日使う聴診器はあまり安すぎないものを購入することをおすすめします。

僕はこれ、

現在3年使用していますが、見た目も性能も劣化していません。

レインブーツ

雨が強い日、梅雨の時期は必須アイテムです。

雨に濡れて靴下がグショグショな状態で利用者様の様の家に上がるって考えられませんよね?
替えの靴下を持ち歩いている人もいますが、そもそも靴が湿っていたらまたすぐに湿ってしまいますしね。

濡れた靴下で家に上がり、さらにベッド上でリハビリをしてしまうと利用者様に不快な思いをさせてしまいます。

このようなことで信頼関係が崩れてしまう可能性もあるので、リスクはできる限り減らしたほうが良いのではないでしょうか。

安いものでいいのでレインブーツを一足準備しておきましょう。

僕はこれ

使用頻度が少ないので3年経過した今も綺麗な状態です。
調べたなかではこれが見た目、値段、性能面でコスパが良かったです。

この靴で気に入っている点は適度な長さということです。
履きやすさは大事なので、長靴は避けましょう。

履きやすいくつ

靴ひもが付いておらず、立ったままでも簡単に履ける靴がおすすです。

屋外歩行に行く際に一番危険なのはいつか?
それは、玄関で靴を脱ぎ履きするときですね。

利用者様の安全を確保しなければならないのに
自分の靴の着脱に気を取られていたら、転倒させてしまうリスクが高くなります。

また、靴ひもがあるとほどけてしまった時に結び直すのが手間ですし、
介助中であれば介助しながら結ばなければなりません。

こういったリスクや手間を省くために履きやすい靴を履きましょう。
僕はこれ。

シンプルかつ脱ぎ履きしやすいです。
値段も安めなのでぜひ試してみてください。

まくら

なんだこれと思う人も多いかもしれません(笑)

訪問では車で1人で移動することが多く、場合によっては昼休みは車の中で過ごすこともあります。

その時にご飯を食べ終わったらどうするでしょうか?
皆さんお察しのように、昼寝をしますよね?(笑)

昼寝をする時に枕があった方が身体が楽なので購入をおすすめします。

僕は事務所へは戻らずほぼ1人で昼休みをとっているので、昼寝をすることが多いです。
なので枕は重宝しています。
ちょっと冗談っぽいかもしれませんが、昼食を摂ると副交感神経優位になるので
必ず眠くなってしまいます。

10〜20分程度寝ることで午後眠くならずに仕事ができるので、圧倒的に仕事の効率が上がります
車の中では誰にも邪魔されないのでぜひ試してみてください。

余談ですが仕事効率を上げるために、大企業ではわざわざ昼寝の時間を全従業員に作るよう提案していることもあるみたいですよ。

しかし一点だけ注意点があります。
慣れないうちは寝過ごす可能性もあるので、アラームをたくさんセットしましょう(笑)

車用のテーブル

休憩中は車の中で過ごす人の場合、必須なアイテムだと思っています。

写真のように車のハンドルにセットして使用します。

使う場面としては
・昼食を摂るとき
・本を読むとき
・記録を書く時
・動画を見るとき

こんな感じですね。
僕は昼休みはコンビニのWi-Fiにつなぎながら、動画を見つつご飯を食べています。
とても快適です(笑)
テーブルがないと手で持ってしか食べることができないので、カット野菜やお弁当を食べるときに苦労します。
僕はこれ。

価格も安めなのでおすすめです。

外付けキーボード

最近は全社員にタブレットを支給し、カルテの記入は電子化していることが多いです。
短文であればタブレットで良いのですが、報告書など長文を書くにはキーボードが効率的です。

事務所に戻って作業する場合パソコンが使えますが、数に限りがある、1人の方が集中できるという人もいると思います。
僕はファミレス、カフェで作業することも多いので重宝しています。

僕はこれ

少し値段が張りますが、キーボードの大きさがちょうど良い(小さすぎない)点と見た目が気に入っています(笑)

仕事以外でも家でも使うことがあります。
デスクトップPCもあるのですが、なんとなく場所を変えたかったり、子どもの様子を見ながら作業する時に使ってます。

このキーボードに関しては、働いてみて「タブレットじゃ文字が打ちにくい!」という人は購入を検討しましょう。

フィジカルアセスメントの本

訪問勘ステーションにおけるリハビリ職の訪問は看護の一環で訪問するという名目もあるので、体調の評価も時には必要となります。

特に患者様に定期的に関わっているのが自分だけの場合、体調変化の兆候に気付き、適切なタイミングで医療機関へ連携することがとても大切です。

特に評価する機会が多い項目を紹介します。
・脈拍、心機能
・呼吸、肺機能
・浮腫
・腸音

これらの変化を日々記録し、変化が見られた場合はケアマネさんやかかりつけ医に報告することがあります。
適切な評価をし、早めに医療機関を利用してもらうことで症状も重症化を防げることが多くあります。

しかし、病院でしか勤務をしたことのないリハビリスタッフは健康面の評価が苦手なことが多いです。

病院にいたらいつも医師、看護師が近くにいるのでリハビリに専念していればいいですからね。
実際僕も今ほど注意して上記を評価することは少なかったです。

僕はこの本で勉強しています。

訪問の分野ではこの評価ができることで利用者さんの生死に関わることがあるので、
ゆっくり学んでいきましょう。

ハンカチ

男性の人だと持ち歩く習慣が少ない人もいるのではないでしょうか?
僕がそうでした(笑)

病院では手を洗った時にはペーパータオルが置いてありますが、利用者様宅にあることは稀です。
コロナ対策のために置く家もありますが、ないことがほとんどです。

訪問リハビリでは利用者さんの家に上がった際には必ず手洗いをします。
その時に濡れた手をどうしましょう。稀にタオルを準備してくださる家もありますが、
用意しない家庭がほとんどです。
ズボンで拭くわけにはいかないので一週間分をまとめ買いしちゃいましょう。

1週間分、5枚ほど準備しておくことをおすすめします。
僕はもらいものがたくさんあったので購入していませんが、ユニクロなど買いやすい場所でまとめ買いでいいと思います。

※これはユニクロではありません。

おわりに

いかがだったでしょうか。
意外なものもあったかもしれませんが、僕がお勧めするものを厳選して紹介しております。

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Twitter:OT_sakana