sakana blog Written by Suzuki

ストレッチのやり方、目的

リハビリ 介護 作業療法 学生、新人向け


今回はストレッチについて記事にします。

私たちリハビリ職は治療の一環でストレッチをおこなうことがあります。

リハビリ職はどんな考えで何を目的におこなっているか記事にしていきます。

新人セラピストの勉強にも良いかもしれません。

ストレッチとは

ストレッチング(伸長運動)は「伸展性の低下した軟部組織を伸長して柔軟性を改善するため、他動的、あるいは自身で筋肉を引き延ばす運動」です。

指圧、モビライゼーションとは少し意味合いが違いますね。それぞれごっちゃにしないようにしましょう。

マッサージとは違うのか

ストレッチは伸ばすことです。マッサージは広域な意味をもっていると思います。専門的にいうと虚血圧迫法やⅠb抑制、モビライゼーション等がマッサージの部類に入りそうですね。

それぞれまた別の記事で紹介します。

ちなみにマッサージ屋さんでマッサージの明記してあるとこには柔道整復師さんがいます。もみほぐしと書いてあるとこは資格を持っていない人が経営していることが多いです。

何を目的におこなうか

筋肉が硬くなるとどんなことがおこりうるか?

ケガをしやすくなるとか聞いたことがありますよね?

筋肉が硬いと急に無理な姿勢をとってしまった場合に肉離れ等になりやすかったりします。

セラピストであれば具体的な目的を述べられないとですね。

例えば

ハムストリングス(大腿後面筋)が短縮した場合、常に股関節は過伸展気味→股関節屈曲筋が働きづらくなる→すり足になる→転びやすくなる→転びにくくするためにストレッチしましょう。

筋肉が収縮しにくくなる→血流が悪くなる→循環が悪くなる→浮腫ができる→栄養が末梢まで循環しにくくなる→筋力が低下する

等ですね。

これらを改善または予防のために実施します。

もちろん他にも様々な目的があります。

目的、効果をまとめると

  • 血液循環の促進
  • 筋温上昇
  • 血流の改善がATP合成を助けることでさらに筋緊張緩和
  • 発痛物質を軽減して筋肉痛を緩和
  • 筋疲労の回復やパフォーマンスの改善
  • 筋緊張緩和した周囲の過緊張も軽減され、心身のリラクゼーション
  • 筋腱傷害の予防

となります。

ストレッチのコツ

基本的に極端な疼痛は起こさないようにおこなうべきです。防御性収縮や筋肉の損傷を抑え、疼痛が残らないように低強度の伸長をこころがけましょう。

強度

いきなり伸ばすのではなく、可能であれば自動運動をしてもらう。筋肉を上下左右に動かし、柔軟性を確認してから動かすべきです。抵抗感を感じながら低強度でおこないましょう。「痛くないですか?」と声かけすることや表情に注目しながら伸長していきましょう。

伸長時間

1回の周期が少なくとも15秒ないし30秒、60秒にて柔軟性の向上をもたらすといわれています。

60秒伸ばし続けるのは酷なので15秒を目安でおこなうことをお勧めします。しかしながら自身で数えながらおこなうと、短くなりがちなので私は20秒数えることを心がけています。

ちなみに60秒以上持続しても効果は変わらないようです。

反復回数

同じ筋肉を1回の訓練で2回以上(1~6が良いといわれている)伸ばし、1週間当たり最低2回実施することで効果が得られます。

回復期病棟では毎日リハビリがあるので可能ですが、週1回の訪問リハビリでは自主訓練が必要になりますね。

新人セラピストへ

なんとなくストレッチをするのではなく、明確な目的をもって効果的なストレッチをおこないましょう。

就職した先によっては十分な指導が受けられないことがあります。

そんな新人セラピストが勉強できるサイトを作りたいと考えております。

徐々に記事を増やしていきますので、参考にしてください。

おすすめ資料

ストレッチするといっても、筋肉の走行をしっかり覚えていないと効果的なストレッチはできません。

教科書では図が見ずらいため、カラーの資料が1冊はあった方が良いと思います。

こちらは触診の仕方になります。