リハビリ職(作業療法士)の私が転職を決めた理由【体験談を紹介】
こんにちは。sakanaです。
国家試験を合格して晴れてリハビリ職に就職!!4年間の辛い勉強、実習に耐え「これから頑張るぞ!」と意気込みながら就職した人も多いのではないのでしょうか?
しかし「あれ?休み少なくないか?」「残業代が出ない…」「飲み会やイベントが多すぎじゃないか?」など疑問や不満が出てくると思います。
この記事では回復期の病院へ就職後、3年で私が転職を決めた理由と体験談を紹介します。
リハビリ職(作業療法士)の私が転職を決めた理由【体験談を紹介】

理由はいくつかあります。
- 給料が安い
- 休みが少ない・土日休みじゃない
- 残業代が満額出ない
- 業務時間外のイベントが多い
- 業務改善が進まない
- 結婚を意識する様になった
- 友人に言われた一言
給料が安い
1年目の年収でいうと約300万でした。月で割ると1ヵ月の給料は約25万円。始めはこんなもんかと思っていましたが、年間の昇給は5000円と聞き、冷静に計算してみました。
10年で5万昇給するから…月収約30万。年収でいうと360万…
「少なくないか?!」と思い、先輩に相談すると、同じように感じていたようです。
休みが少ない
私が務めていた病院は務めて年間休日108日と少なく、休みもシフト制であったため、高校時代の友人と休みを合わせることが難しかったです。
残業代が満額出ない
リハビリ職あるあるかもしれませんが、業務後に残って実技の練習をしても残業代は出ません。
これは仕方ないかもしれませんが、書類作成しても残業代がつかないことや研究やイベントの準備をさせられても残業代は付きませんでした。
残業する場合は事前に申請して上司に許可をとらなければいけない(?)→許可が下りないからサービス残業・・・(泣)
「タイムカードの意味ないじゃん?!」という感じでした。
先輩は「みんなやってるから仕方ないよ」「どこもこんな感じだよ」とあきらめている様子でした。
業務時間外のイベントが多い
運動会(練習を含む)、職員旅行、多い飲み会、クリスマス会、忘年会などイベントが盛りだくさんでした。
ただでさえ少ない休みとお金を消費することが多かったです。
業務改善が進まない
業務改善会議という会議がありましたが、提案した案はほとんど通らずに形だけの会議でした。
私は休みや給料について不満を持っている人が多いことを上司に相談しましたが、
「上が決めているからどうしようもできない」と一点張りでした。
結婚を意識する様になった
当時付き合っていた人と結婚しようと思っても給料が少ないこと、休みが合わないこと、帰る時間が遅いことから結婚を前向きに考えることができませんでした。
友人から言われた一言
1年目の後半になりこのままこの病院で仕事をしていていいのだろうかと悩んでいた時、友人に相談した時に言われた一言です。
「自分が健康じゃないのに人を良くすることなんか無理じゃね?」
確かにそうだ!と納得できる一言でした。
当時私は鬱っぽくなっており、リハビリの質も落ちていたと思います。
「まずは自分の健康があってからのリハビリだな」と考え、転職を決意しました。
転職を決意しても行動に移せない

転職を躊躇してしまう理由がいくつかありました。
- 世間では3年は勤めたほうが良いという風潮
- 仲の良い人が多い
- 後輩が心配
- 転職先はすぐにみつかるのだろうか
私は上記のような悩みを抱え、なかなか行動に移すことができませんでした。
周りの先輩たちも「転職しようかな」と言いつつ行動に移せる人は極わずかであり、3年以内で転職する人はさらに少なかったです。
結論 3年勤めて転職しました
私自身もなんだかんだで3年勤めてしまいました。
「結局3年勤めたのかよ」と言われそうですね(笑)
理由としては
- 転職活動がめんどくさかった(笑)、怖かった
- 回復期リハビリ病院での業務を覚えきれていなかった
- 好きな先輩が多かった
- 残った人の負担を考えると後ろめたかった
からです。
正直僕も行動に移すことがなかなかできませんでした。しかし3年間勤めたことでメリットもありました。
- 回復期リハビリ病院での入院から退院までの流れを理解できた
- 後輩、学生を指導する経験ができた
- 転職先の条件には3年勤続経験が必要な場所があった
私はいくつか転職をためらう理由があったので3年間勤めましたが、
「もうここに学ぶことはない」「いや次の職場で学べば良くね?」という考えもありだと思います。
ただ「面倒だから・・・」「なんとなく3年は勤めようかな・・・」
だけの理由であれば、1年目でも転職を考えたほうが良いと思います。
転職を考えている人へ

色々と書いていきましたが、私は職場の環境、条件には妥協するべきではないと考えています。
私も皆さんも仕事のために人生を捧げているわけではありませんが、生きていくには仕事は必須です。社会人になってからは仕事をしている時間が大半を占めてしまいます。
そうなると納得いく仕事を納得のいく条件でやらないと、不満だらけの人生になってしまうのではないでしょうか?
日本人は自分を過小評価しすぎであること、環境を変えるのに臆病な人が多いです。
環境を変えることはとてもストレスですが、一度そのストレスを乗り越えれば楽しく、前向きに仕事に取り組めるのではないでしょうか?
私の座右の銘は「人生楽しく!」です。
楽しい人生にするために満足できる仕事に就きましょう!
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