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リハビリ職は自己研鑽をした方が良いか【作業療法士の僕が考えてみた】

一般向け 学生、新人向け

こんにちは。sakanaです。

作業療法士の僕が日々の何気ない疑問について定期的に配信してます。

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今回はリハビリ職は自己研鑽をしたほうが良いかこのテーマを考えてみます。

結論:無理のない範囲でしたほうが良い

当たり前ですが、しないよりした方が良いですよね。新人レベルだと知識、経験が足りずに患者さんに十分な利益を提供できません。

知識があったほうが楽しい

なんとなくリハビリするよりも、ちゃんと自分のなかで腑に落ちたリハビリをしたほうが楽しいです。

新人のころはわからないことが多いけど、リハビリをやらなくちゃいけない。難しくてわからない。でもやらなきゃいけない。ちょっと罪悪感を感じる。

結果、リハビリがつまらない。こんな人がいる印象です。

 

はい、昔の僕です。

それぞれペースがある

入職して同期がみんなすごくやる気があって、毎日残って自己研鑽する。そんな職場環境に入ると、自分だけやる気がなさすぎのではないか。リハビリ職が向いていないのでないかと悩むことがあります。

しかし、周りと比べずに自分のペースで少しずつ知識を増やしていく。それでいいと思います。

患者さんにも「ゆっくりで良いですよ」と声をかけたことはありませんか?

自分にもそう言い聞かせましょう。

とりあえず疑問に思ったことだけで良い

リハビリしていると日々疑問に感じることは何かしらあると思います。

「この筋肉どこについてるんだっけ?」「視床っ何だっけ?」

みたいな簡単な疑問でいいんです。

少しだけ調べる。この積み重ねで数年後には「なんだか少しわかるようになった気がする」こんな感情が湧く時があります。

時間の使いすぎに注意

「わかるようになって楽しい!」こう思うと自己研鑽にのめり込んでしまう人もいます。

就業後に残って実技練習、休みの日は有料セミナーに参加。あまり熱中しすぎると周りにも自分と同じレベルを求めがちです。

新人に自己研鑽を強いることや患者さんに熱血指導する。体育会系セラピストの完成です。

自己研鑽するのも大事ですが、リラックスする時間を作りましょう。

自分の健康が一番大事

たまにいるのですが、「患者さんのためだから」「みんな頑張っているから」という理由で頑張りすぎてしまう人がいます。

人生の主人公は自分のはずなのに、主語が他人になってしまっています。医療職の人に割と多い印象です。

気付かないうちに心が病み、長期間休養が必要になった人を見てきました。

「自分が病んでいたら、他人を良くなんかできなくね?」

昔友達に言われた言葉です。まずは自分の健康から考えてください。

無理のない範囲で継続

なんでも長く継続できることが大切です。しかしながら、無理をしていたら長く継続はできません。人によってキャパ(許容量)が違います。周りと比べずに自分のペースで自己研鑽していきましょう。